佐賀大学とAI画像改ざん分野での共同研究スタート

国立大学法人佐賀大学(以下、佐賀大学)と当社は、AI画像改ざん分野で共同研究をスタートしました。人工知能(AI)などの先端技術を使った画像改ざん診断法の開発や画像改ざん診断法を基本としてあらゆる技術へと応用していきたいと考えております。

近年、最先端の写真加工技術は、進化しており「写真」を加工しているか真偽判定が難しいものも少なくありません。意図的で悪質なニュースに掲載される「フェイク写真」に代表されるように、物損事故等の証明写真や美容関係のビフォーアフター写真もすべて見えるものが正しいものであると証明することは困難な世の中となっています。そのような状況の中、佐賀大学には、画像改ざん検知可能な電子透かし法の開発や防犯カメラの画像鑑定等の実績があります。本共同研究によって画像改ざん診断方式を確立し、そのような悪質的・意図的な改ざんされた写真を撲滅していくことが社会的な課題をひとつ解決出来るものであると考えております。

当社は「印刷業」を中心として「情報加工産業」へ進化を行う中で、正しい情報を伝えることが重要であると考えています。画像を学習させるためには、数千~数万点の画像データセット作業を実施するにあたり、多くの人材を必要としますが、当社は、ベトナムのダナン市にデジタルコンテンツ制作会社である「 FUKUHAKU DA NANG (フクハクダナン)株式会社」を今年7月に設立しております。近年、ソフトウエア開発などのIT分野でもベトナムは注目されおり、日本の外務省の海外在留邦人数調査統計(18年要約版)によると、日系の情報通信業のベトナムへの進出企業数は80社と米国、中国、インド、ドイツに次いで世界で5番目の水準にあります。数年後、IT人材の不足が懸念されていますので、国内外でIT人材を育成しつつ、国内外で連携していき、画像改ざん診断の技術確立を目指します。

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