BRANDINGブランディング事業 企業にはそれぞれ経営理念があります。そこにはヴィジョン(V)・ミッション(M)・バリュー(V)があり、それらを実現する為の経営戦略があります。また、経営戦略を具体化する上で必要になってくるものがマーケティング戦略。そこに付加価値を付けるためのものがブランディング戦略となります。 「売れる仕組み作り=マーケティング戦略」「売れ続ける仕組み作り=ブランディング戦略」といわれるように、売れる仕組みとしてのマーケティング戦略に「世界観」という付加価値を与え、売れ続ける為の「アンバサダー=熱狂的ファン」を獲得する。そのキーとなる「世界観」を造りだす行為をブランディングと言います。 エクスターナルブランディング(外向)とインターナルブランディング(内向) ブランディング戦略は、消費者・顧客に対して働きかけていく活動であるが、ブランドとしての一貫性を保つためには、まず、最もブランドに近い人々、社内や協力会社への浸透が不可欠です。 消費者・顧客に対して働きかける活動をエクスターナルブランディング(=アウターブランディング)、社内や協力会社に対して働きかける活動をインターナルブランディング(=インナーブランディング)と言います。 ブランドとして一貫性を保つ為にも内と外、両面での活動が必要となってきます。 ブランディングの目的 エクスターナルブランディング(=アウターブランディング) ) 競合商品・サービスとの差別化 ブランドへの投資により、固有の連想と意味を付与することで他社製品と差別化を図ることができる。差別化に成功すれば、満足した顧客は再購買(利用)が容易になる。このブランド・ロイヤリティによって企業は参入障壁を築くことが出来る。ブランドとは競争優位を築く協力な手段なのである。 ) 付加価値の向上と価格決定権 差別化に成功し、ブランド・ロイヤリティを高めることができれば、利益獲得に有効な価格設定を行うことが出来る。 ) 法的保護を受けられる(知的所有権) ・ブランドネーム(登録商標)・製造プロセス(特許権)・パッケージデザイン(意匠権)・コンテンツ(著作権) 更に価値ある知的所有権から利益を上げることも出来る。 インターナルブランディング(=インナーブランディング) ) 自社内の意思統一と社員モチベーションの向上 強く、好ましい、ユニークなブランドの確立は、消費者・顧客だけでなく、自社内にもポジティブな反応を引き起こす。 自社ブランドが実現しようとする価値と、社員との一体感が高まる。 ) ビジネスパートナーの協力 消費者・顧客のブランド・イメージがポジティブであれば、そのブランドは、ブランドの成功に欠かせないビジネスパートナーからも好ましい反応を受けることができる。 ) 採用活動の効率化 ブランドが確立することにより、ブランドの価値観に共感し、企業が求める人材が集まりやすくなる。 ブランディングの流れ